ルフィーはケチである

ある瞬間瞬間 人生においても

長期的な目標に堅実なものを選ぶか、大切だから慎重にと考えるかが、命運を分ける


大切だから慎重にしようというやつは
目前の安心を追ってばかりいて、過去に対する自己嫌悪と将来に対する不安の間に暮らしている

「大切だからそのうちに」などというのは、あとでやろうということだから、逃げている
今に生きている長期目標に関心がない奴と同じだ。
その意味で慎重な奴はかえって場当たり的。
チャンスを逃さないなんて言ってるやつにチャンスは来ないよ


慎重派は選択自体が大切という倒錯

選択自体を目的化して、最初の選択を間違ったらもう戻れないというのは
文章を書き始められない人と同じ。

だから現在に逃げ込み、将来の不安と希望、過去の思い出と現在の不甲斐なさのギャップに苦しむ

故に辛い


逆に堅実な奴は進む進む。

ルフィーにとって冒険や夢は、堅実

だから強い


堅実感はリアリティや自信である

彼ほどの自信家はいない


吝嗇(ケチ)な奴は大切なものを譲らない

彼の訓練は過酷だが、着実で堅実なものである

レイリーがいなかったとして
私たちに過酷で着実な目標と訓練の道はないのだろうか
その道に開かれていないものはいないはずである。

戻るのが現実な場合は、戻ることが、道を進むこと

ああならよかった、こうしちゃった、どうすればいいんだ
というのは浪費家でしかない

着実、堅実なのが正しい。必ずベストに連れて行ってくれる